年明け1月から新NISAが始まるにゃんが…。
もちろん知っているわよ!
新NISAについては以前以下の記事でも紹介したわよね。
…新NISAの積立予約はしたのにゃか?
旧NISAをやっていた人は新NISAの積立設定が必要で、年明け1月から適用させたいなら12/12までに行う必要があるにゃ。
えっ??何それ?
知らない!やばい!
何でもっと早く言ってくれないのよ!
どうせもっと早く言っていてもいつもギリギリにやるのがななえもんにゃ。
新NISA積立予約スタート!
旧(現行)NISAをやっている人は、新NISAの口座をわざわざ開設しなくても自動で引き継がれます。
いままでのつみたてNISAと一般NISAのそれぞれの積立設定は以下のように移管されます。
楽天証券では、11/13(月)から新NISAでの積立先行予約が開始されたので、新NISAでの積立設定を行いたい方は各自で手続きが必要です。
ぎゃー!!
私は旧NISAをやっていたから新NISAの口座は自動で作られているけど、新NISAの積立設定は一から自分でやらないとダメってことなの?
まあ落ち着くにゃん。
設定が必要な人とそうでない人がいるにゃよ。
- 積立金額や銘柄など、新NISAから積立設定の内容を変更したい人
- 積立金額や銘柄など、旧NISAと同じ設定でいい人
現在、楽天証券の一般NISA・つみたてNISAで投信積立を行っていて、2024年1月からも積立設定内容を変更しない場合は手続き不要で、2024年からの新NISA口座は自動的に開設され、現行のNISA・つみたてNISAでの積立設定はそのまま新NISA口座に引き継がれます。(NISA対象外銘柄を除く)
なんだ…ビックリさせないでよ!
設定がリセットされちゃうのかと思ったじゃない。
私は別に変更しなくてもいいわよ。
本当にそれで大丈夫にゃか?
えっ?なんで?
新NISAでは投資枠が拡大!最大限利用すればメリット◎
以前の記事でもご紹介したように、新NISAでは年間投資枠がかなり増えました。
たとえばつみたてNISAの場合、今まで年間40万円分しか買い付けできませんでしたが、上限が120万円に引き上げられたのです。
成長投資枠も活用すれば、月最大30万円の積立設定が可能です。
旧(現行)NISA | 新NISA | |||
つみたてNISA | 一般NISA | つみたて投資枠 | 成長投資枠 | |
対象年齢 | 18歳以上 | 18歳以上 | ||
投資可能期間 | 2023年末で買い付け終了 | 2024年からいつでも(恒久化) | ||
非課税期間 | 20年間 | 5年間 | 無期限 | |
年間投資枠 | 40万円 | 120万円 | 120万円 | 240万円 |
生涯投資上限 | 800万円 | 600万円 | 1800万円 (うち成長投資枠1200万円) | |
投資対象商品 | 国が定めた基準を満たす 投資信託・ETF | 上場株式・ETF・ REIT・投資信託 | 国が定めた基準を満たす 投資信託・ETF | 上場株式・ETF・ REIT・投資信託 (一部除く) |
投資方法 | 積立 | 一括・積立 | 積立 | 一括・積立 |
両制度の併用 | 不可 | 可 | ||
売却枠の再利用 | 不可 | 可 (投資元本ベースの管理・復活枠は翌年) |
旧NISAだと、つみたてNISAと一般NISAの併用はできなかったから年間40万円までの積立設定しかできなかったけど、新NISAからはどちらも併用できる分、さらに投資枠が拡充されたのね。
そうにゃ。
だから今まで投資できる金額が少なくてやきもきしていた人にとっては大チャンス。
本当に今までと同じ積立設定でいいのかにゃ?
新NISA カンタンでお得な積立予約設定方法を解説!
自分でしっかり考えたうえで、積立設定を変更したいと思った人は今から説明する方法で積立設定の予約を行いましょう。
なお、2024年1月から適用させたい場合は12/12(火)までに設定が必要なので急ぐ必要があります。
前提条件として、ここでは新NISAの月額上限金額である30万円を設定する場合のやり方を説明しますが、30万円以下の金額でも設定はほぼ同じなので安心してください。
楽天ポイント還元を最大限に利用するためには、
【楽天クレジットカードで月5万円】+
【楽天キャッシュで月5万円】+
残りは楽天証券口座から支払い
という設定にするのがポイントです。
クレジットカード利用で最大1%、楽天キャッシュ利用で0.5%のポイント還元が受けられます。
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【追記 2024/3/30】
2024年3月から、クレジットカードの上限枠が5→10万円にアップしました。
10万円までなら楽天キャッシュを使わずともクレジットカードのみでの支払いが完結できます!
月5万円未満の場合は楽天クレジットカードで支払い、
月10万円未満の場合は楽天クレジットカード+楽天キャッシュで支払うとお得にゃ!
それでは実際に設定していきましょう。
ログインするとトップに「積立予約」と書かれているのでリンクをクリックします。
STEP1の「積立予約」をクリックすると積立予約サービスについての説明書きが表示されるので、目を通しつつ一番下までスクロールし、「積立予約に進む」ボタンをクリックします。
そして約款等を確認し、同意の上「次へ」ボタンを押します。
楽天ポイントの還元を最大限受けるためには、「楽天カードクレジット決済」と「楽天キャッシュ決済」をそれぞれ上限金額まで利用するのがベストです。
旧NISAを利用していた人のほどんどは楽天クレジットカード決済を利用していたかと思いますので、楽天クレカに関しては「登録済み」になっているはずです。
楽天キャッシュについては初めて利用する人も多いでしょうから、次のステップで登録方法を説明します。
楽天キャッシュの設定ページに遷移したら、楽天カードを紐づけたうえで金額をチャージします。
今回は上限の5万円分をフルで設定したいので、設定金額は5万円にしています。
金額は投資金額のうち楽天キャッシュで支払う分を各自で設定してください。
【追記 2024/3/30】
2024年3月から、クレジットカードの上限枠が5→10万円にアップしました。
10万円までなら楽天キャッシュを使わずともクレジットカードのみでの支払いが完結できるので、こちらの設定は不要になります。
次に、新NISAで買い付ける銘柄の設定を行います。
旧NISAをやっていた人は、旧NISAの設定がそのまま画面に設定されているはずです。
今回は積立金額を月上限の30万円に変更し、かつ【楽天クレジットカードで月5万円】+【楽天キャッシュで月5万円】+残りは楽天証券口座から支払いの3つの支払い方法を設定する必要があるので、少なくとも計3つの銘柄を追加する必要があります。
ただし、3つといっても、支払い方法の都合上3回に分けて設定する必要があるだけで、すべて同じ銘柄を選んでもまったく問題はありません。
逆に、クレジットカード支払いのみで買い付けしたいといった場合でも、銘柄を複数購入して上限の5万円を超えない範囲でそれぞれ金額設定するケースももちろん可能です。
銘柄を追加する場合は、「キーワード」欄に銘柄名を入れて検索してください。
検索結果から、自分が買付けしたい銘柄を選びますが、似たような名前の銘柄がたくさんあるので、間違えないように注意してください。
選択が完了すると、以下のように選択した銘柄が表示されます。
以下はすべて同じ銘柄を選択した場合の例です。
金額や引き落とし方法などはこれから設定を行う箇所なので、この時点で特に気にする必要はありません。
STEP5で選んだ銘柄に対し、一つ一つ積立設定を行っていきます。
今回の場合は、【楽天クレジットカードで月5万円】+【楽天キャッシュで月5万円】+残りは楽天証券口座から支払いで、楽天クレカと楽天キャッシュ分の合計10万円が「つみたて投資枠」で、残りの20万円が「成長投資枠」になります。
【追記 2024/3/30】
2024年3月から、クレジットカードの上限枠が5→10万円にアップしました。
10万円までなら楽天キャッシュを使わずともクレジットカードのみでの支払いが完結できるので、楽天キャッシュとクレジットカード払いでそれぞれ設定する必要はなくなりました。
①楽天クレジットカードで月5万円
口座区分:「NISAつみたて投資枠」
引き落とし設定:「楽天カードクレジット決済」
積立指定日:毎月1日(最近始めた人は8日になっている場合もあります)
積立金額:MAXの5万円
分配金コース:銘柄によって変更できる場合もありますが、基本的には「再投資型」
②楽天キャッシュで月5万円
口座区分:「NISAつみたて投資枠」
引き落とし設定:「楽天キャッシュ」
積立指定日:毎月1日(最近始めた人は8日になっている場合もあります)
積立金額:MAXの5万円
分配金コース:銘柄によって変更できる場合もありますが、基本的には「再投資型」
③楽天証券口座から月20万円
口座区分:「NISA成長投資枠」
引き落とし設定:「証券口座」
積立指定日:毎月1日(最近始めた人は8日になっている場合もあります)
積立金額:MAXの20万円
分配金コース:銘柄によって変更できる場合もありますが、基本的には「再投資型」
ボーナス設定:予め決めた月の積立金額を増やせる設定。基本的には「設定しない」
最後に銘柄ごとの目論見書(発行する有価証券などの内容を説明したもの)を確認します。
STEP7までに設定した内容を確認します。
最後に取引暗証番号を入力して予約が完了です。
積立設定を変更したい場合は毎月の締切日以内であれば積立予約画面から変更が可能です。
上記で年明け1月分からの設定を行うと今年最後の12月分の積立設定表示が削除され、「該当なし」になってしまう場合がありますが、12月分の積立設定はきちんと反映されているとのことなのでご安心ください。
長ったらしいけど、やっていることはシンプルなので画面に沿って設定すれば15分ほどで終わるよ♪
まとめ
旧NISAをやっていて、新NISA開始に当たり積立設定を見直したいという方はぜひ今回の記事を参考に積立予約を行ってみてください。
もちろん、積立金額を無理に引き上げる必要はありませんので、各家庭の家計状況や資産運用計画に基づいて適切な金額を回すようにしましょう。